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しんじゅ病院 治療ファイル0010

しんじゅ病院
●ベビーパールリング

最近人気の、小さく繊細なベビーパール。
さりげなく身につけられる可愛らしさが魅力ですが、小さいからこそ少し気をつけていただきたいことがあります。

今回お持ち込みいただいたリングは、ご覧の通り端のパールが外れ、芯が見えている状態でした。
リングなどに使われるパールは、通常「ハーフドリル」と呼ばれる穴を開け、金具の芯に専用の接着剤で固定します。
9mmほどの大きなパールであれば、ある程度の長さの芯を入れることができますが、ベビーパールのような小さな珠では、確保できる芯の長さもほんのわずか。その分、接着できる面も小さくなり、どうしても珠が外れるリスクが高くなります。
そのため、パールを支える「座」と呼ばれる部分をパールの丸みに合わせるなど、できるだけ安定するよう工夫して仕立てています。

さらに、こちらのようにパールが一列に並ぶデザインは、珠と珠の間に隙間ができないよう、0.1mm単位でサイズを見ながら合わせていく繊細な作業が必要です。
今回は仕上がりのお写真がありませんが、新しいパールを補う際には、サイズだけでなく、色やテリの強さなども見比べながら、全体になじむ一珠を探します。
小さなパールが美しく並ぶデザインだからこそ、一珠一珠のバランスがとても大切なのです。

そして、もうひとつ覚えておいていただきたいのが「熱」。
パールは接着剤で固定されているため、気温が高くなる夏場などは接着部分に負担がかかることがあります。
もし「少し動く気がする」「隙間ができてきたかも?」と感じたら、無理に使い続けず、早めにご相談ください。

小さな変化に気づくことが、大切なジュエリーを長く楽しむことにつながります。

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